2012年6月6日水曜日

Microsoft Shows SmartGlass



米マイクロソフト(MS)は4日、家庭用ゲーム機「Xbox360」に接続したテレビと、タブレット型端末やスマートフォン(多機能携帯電話)を連携する機能を年内に導入すると発表した。携帯端末を活用し、テレビの利便性を高める。
 タブレットで見た映画の続きをテレビで見たり、スマートフォンをリモコン代わりに使ったりできる。同社の担当幹部は「どんなテレビでもスマート(多機能)テレビになる」と説明した。
 今秋には閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」のXbox版を投入。携帯端末を操作し、テレビでインターネットを検索できるようにする。
 同社の次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の搭載機だけでなく、アップルのiPad(アイパッド)などにも対応する。


マイクロソフト(MS)が4日、ロサンゼルスで開催されているコンピューターゲーム見本市「E3」で公開したソフトウェアは、MSの幾つかの製品、つまり家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)360」、次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」搭載のタブレット型端末、そしてスマートフォン向けOS「ウィンドウズ・フォン」を搭載した電話機の統合を約束するものだ。 
MSによると、スマートグラスを使って、タブレット型端末やスマートフォンからコンテンツを送り、Xboxのつながっている大画面テレビで見ることができるようになる。そのほか、例えばスポーツゲームでは、チームのフォーメーションといった情報をゲームに追加できるようになる。 
MSによれば、スマートグラスは無料で、ウィンドウズ・フォン搭載電話機、ウィンドウズ8搭載端末、その他携帯端末と連動するという。 
MSのゲーム事業を率いるドン・マトリック氏は「われわれは皆、リビングルームに電話ないしタブレットのようなタッチスクリーン式端末を持っているが、これらはTVとはまったくつながっていなかった。ところが、スマートグラス・アプリによって、Xboxはユーザーが所有するどんなスクリーンとも交信できるようになる」と語った。 
同氏は、MSがスマートグラスを開発するのに約1年を費やしたことを明らかにし、顧客が既に所有している機器、つまりMS自身の機器だけでなく、アップル社のiPadやiPhone、さらにはグーグルのアンドロイドOSを搭載した機器でも使えると述べた。 
マトリック氏は「ユーザーはアプリをダウンロードし、コンテンツをまとめるだけで良い」と話した。
ライバルの任天堂は家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の後継となる次世代機「Wii U(ウィーユー)」を年内に導入する準備を進めている。投資家やアナリストからまちまちの反応を受けているこのゲーム機は、Wii U ゲームパッドと呼ばれるタブレット型端末のようなコントローラーを使う。同社によると、このコントローラーはタッチスクリーンや内蔵センサーを使ってゲーム機本体と交信する。 
ちまたには既にスマートグラスと同じような目的を果たそうとする製品がある。例えば、アップルにはiPhoneやiPadから動画、音楽や画像をアップルTVに配信できる「エアプレー」という技術がある。 
またMSは体感機器「キネクト」を使うゲームタイトルの発売計画を更新した。キネクトは従来型の手で持つコントローラーを使わずにゲーム機と交信するための機器だ。年内に発売が計画されているゲームタイトルには、エレクトロニック・アーツ(EA)のアメリカンフットボールゲーム「マッデン13」やサッカーゲーム「FIFA 13」がある。これらのタイトルではスクリーンに向かって声で指示を出すことでゲームをコントロールできる。 
MSはXbox360が発売から7年目に突入したのを受け、広告キャンペーンの「ベター・ウィズ・キネクト」がXbox360の売り上げを後押しすることを期待している。また同社は人気シューティングゲーム「Halo(ヘイロー)」シリーズの最新版を年内に発売する予定であるほか、動画配信をめぐり、ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNなどの企業との連携を増やす計画だ。 
またMSはXboxブランドをパソコンやタブレット型端末向けのウィンドウズ8に統合する予定だ。Xboxブランドは既に2010年にリリースされた「ウィンドウズ・フォン7」を搭載する電話機で使用されている。


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